神戸に住む仙人の教え

本当の自分と人生を生きていく

神戸に住む仙人「のりたま」さんとの出会い

初めてのりたまさんと出会った時の私は疲れていた。

 

仕事のこと、家族のこと、恋人のこと、友人のこと、お金のこと、未来のこと。

 

傍から見たらそれほど悪くない人生のはずだ。それなりに評価され、それなりにやりたいことができ、理解してくれる人がいて、応援してくれる人がいる。

 

 

ただ、満たされない。

 

もっと幸せで充実した人生を送りたいと思うが、そんな人生が一体何なのかよくわからない。

 

それなりの年齢なので「さっさと結婚して子供作って、人並みの幸せを得たら?」なんて言葉も親から言われることもある。そんな人生もそれなりに楽しいだろうし、それなりに幸せを感じられると思う。

 

でも「そんな人生でいいのかな」という思いは漠然として消えない。

 

だからといって、自分のやりたいことが明確に決まっているわけじゃない。仕事や趣味に全力で取り組んでいる人が正直うらやましい。そんな人と比べて私にはなにもない。空っぽだ。

 

 

「今のままの人生で終えるのは嫌だな・・」となんとなく思っていた。

 

そんなときに出会ったのがのりたまさんだった。

 

のりたまさんはまさに「人生を楽しんでいる」人だった。もっといえば、自分に素直な人。まるで子供のよう。好きな人と時間を過ごし、好きなことを好きなタイミングでやり、好きな空間にいる。

 

そこに「辛そう」とか「無理してる」という印象は全く無い。自然体で人生を謳歌しているということだ。

 

「なんでそんな風に毎日を過ごせるんですか?」と聞いたら

「毎日楽しく過ごすと決めているから」という言葉が返ってきた。

 

「どうしたらのりたまさんみたいに毎日過ごせますか?」

「毎日を自分の楽しいと思っていることで埋め尽くせばいいよ。何しているときが楽しいの?誰といるときが楽しいの?」

 

そう聞かれて私は戸惑った。

 

最近心から笑ったのはいつだろう。友達や彼といるのは楽しいけど、それだけじゃない。心から「楽しい」と言えるほど楽しくないのかもしれない。

 

うまく説明できないながらもそんな風に伝えると、のりたまさんはこういった。

 

「きっと自分が何が好きで何が楽しいのかよくわかってないからそうなんだよ。旅に出よう」

「旅に?」

「そう。自分を再発見するための旅。自分旅行に。」

 

そうして私はのりたまさんと出会い、自分旅行に旅立った。このことをきっかけに私の人生は少しずつ大きく変わることになる。

 

のりたまさんが私に教えてくれた言葉の一つひとつが宝物となって今の私を支えてくれている。今まで不安に感じていたこと、辛く思っていたことも、自分旅行を通して見方が変わり、とても大切で愛おしいものになった。

 

最近お話させてもらったとき、のりたまさんは

 

「私は仙人になる。というか、もう仙人だ」

 

と言っていた。私は笑いながらその仙人を見つめていた。多分これからもっと多くの人を導いていくのだろう。

 

そんなのりたまさんに感謝を込めて、教えてもらったことを少しでも紹介したいと思い、このブログを始めました。

 

昔の私のように「なんとなく」人生を生きている人が、楽しい毎日を過ごせることを願って。